人気ブログランキング | 話題のタグを見る

京都を拠点としたNPOです。学校等教育現場でアーティストと子どもがワークショップを行う活動のコーディネートを行っています。


by kodomodeai-k

「子どもとアーティストの出会い」について

■設立趣旨
「子どもとアーティストの出会い」は、子どもたちの感性を引き出し、表現力を伸ばすことを目的に、小学校や児童館など子どものいる現場にプロのアーティストが出かけていき、ワークショップを行うプロジェクトです。このワークショップでは、子どもたちが体験を通して自ら学んでいくプロセスを大切にしています。子どもたちがワークショップを通じて自分なりの表現を探り、自分や友だちの新しい面を発見することで、成長するきっかけをつくります。
また、アーティストによるワークショップが、学校の先生や施設の職員の方々にとって、子どもたちの新たな一面を発見したり、新しい授業やプログラムのヒントを得るきっかけとなることを期待します。さらに、子どもたちを取り巻く地域の方々にも、子どもたちとアーティストによる取り組みを見守り、時には参加することによって、アートをより身近に感じてもらえる機会になればと考えています。
ひとりでも多くの子どもたちが個性豊かなアーティストと出会い、創造的な時間を体験してくれることを願っています。

■設立の経緯
2004年1月、トヨタ自動車株式会社とNPO法人「芸術家と子どもたち」および京都実行委員会により、小学校等の教育現場にアーティストが出かけていき、ワークショップを行うプロジェクト「トヨタ・子どもとアーティストの出会い2004in京都」が2年計画でスタートしました。
初年度は京都府内の小学校でワークショップを実施し、その総括として3月に行われたシンポジウムでは130名以上が参加、活動の継続を求める声が高まりました。そこで、プロジェクト終了後も関西地域において継続的にプログラムを行うことを目的に、実行委員としてワークショップの運営を経験した地元市民が、任意団体「子どもとアーティストの出会い」を設立、2004年4月から京都を拠点に活動を展開しています。

■事業内容
1.小中学校でのワークショップ型授業の実施
関西の小・中学校にコンテンポラリーアートの分野で活躍するアーティストが出かけていき、学校の先生と連携して実施する、ワークショップ型授業のコーディネートを行います。体育や音楽の時間、総合的な学習の時間を活用して、数日間の授業から長期間の取り組みまで、学校の先生とアーティスト・事務局が話し合い、さまざまな形の授業を実施します。

2.アーティストによるワークショップの企画・運営
学校外での子どもの活動の場(児童館・施設など)で、職員の方と連携してアーティストによるワークショップを企画・運営します。担当職員の方とアーティスト・事務局が、子どもたちの様子を見ながら、その時と場所に応じたプログラムを展開していきます。

3.研究会等の開催
アーティストが教育現場にかかわることについて関心を持つ学校の先生、アーティスト、児童館職員、NPO、学生、地域の方が話し合う機会を設け、参加者の皆さんと共に子どもたちとアーティストの新たなかかわり方を探っていきます。

*ワークショップとは
参加者が自ら参加・体験して行う創作活動。教える、教えられるという一方的な知識伝達ではなく、参加者が主体的にひとつのテーマに取り組み、お互いに刺激しあうことで体験的に学んだり、創作活動を行う手法。

■実績
2004年度
1月 宇治市立大久保小学校  対象:小学2年生(120名)
         アーティスト=砂連尾理+寺田みさこ(コンテンポラリーダンス)
2月 京都教育大学教育学部附属桃山小学校  対象:小学2年生(80名)
    アーティスト:モノクロームサーカス(コンテンポラリーダンス)、 THIS=MISA×SAIKOU(音楽)
3月  「公開シンポジウム&パネルディスカッション ~子どもに必要なのは、アーティスト!?」
    於:京都芸術センター (参加者:約130名)
6月 「トライやる・ウィーク」TOA(株)との協働で、中学生の職場体験週間の企画・制作
   対象:神戸市立港島中学校 2年生(10名)
10月 宇治市立大久保小学校 対象:小学4年生(132名)
     アーティスト:砂連尾理+寺田みさこ
10月 京都市立石田小学校 対象:小学3,4年生(79名)
     アーティスト:LOCO(造形パフォーマンス)
6月~11月  門真市立第二中学校  対象:2年生(14名)
         アーティスト:ダンスユニット セレノグラフィカ(コンテンポラリーダンス)
2005年1月  神戸市中央区PTCA研修会「アートが伸ばす、子どもの可能性」
          中学校の保護者研修会の企画制作、講演、ワークショップコーディネート。
           於:ジーベックホール(参加者:約80名)
3月  西陣児童館  対象:幼児~小学校低学年 (のべ約70名)
     アーティスト:LOCO(造形パフォーマンス)

2005年度
4月~ 『TOA Musuc Workshop 2005 
     ~小中学生のためのリズムと身体表現~』企画制作
       主催:TOA株式会社  
4月~ アサヒ・アート・フェスティバル2005
  『アートによるコミュニケーション・プロジェクト』
    主催:アートによるコミュニケーション・プロジェクト実行委員会
      (京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科、
      子どもとアーティストの出会い 設立準備室)
4月~ トヨタ・子どもとアーティストの出会い 全国事務局
5月  『ドレスデン国立美術館展―世界の鏡』関連企画 
    アート鑑賞による国際交流プログラム 運営協力
    主催:兵庫県立美術館 企画運営:三井物産 
6月  「トライやる・ウィーク」TOA(株)との協働で、
    中学生の職場体験週間の企画・制作
    対象:神戸市立港島中学校 2年生(9名)
    アーティスト:華乃家ケイ(チンドン奏者)
11月 EU・日本創造都市交流2005アーティストワークショップ
        「ダンスで、科学を教える方法」(企画制作)
        会場:京都芸術センター
        講師:ジリアン・アチャム(ダンス・エデューケーション・コンサルタント
/ケーススタディプレゼンター)
12月 京都市立白河総合養護学校 高校2年生(35名)
         アーティスト:P-ブロッ(鍵盤ハーモニカオーケストラ)
1月  京都市境谷児童館
参加者:幼児~中学生 のべ50名
アーティスト:マスダマキコ(美術家)

2006年度
4月~ 『ダンスで、理科を学ぼう』
     対象:宇治市立平盛小学校 5年生
     アーティスト:北村成美(ダンサー、振付家)
4月~ トヨタ・子どもとアーティストの出会い 全国事務局
4月~ 『TOA Music Workshop2006~ぼくを鳴らそう、わたしを聴こう~』企画制作
6月  TOA トライやる・ウィーク
       アーティスト:尾引浩志(イギル、口琴奏者)、今井尋也(能楽家、演出家)
8月  『ダンスで、理科を学ぼう』研究会
     会場:京都芸術センター
3月  『トヨタ・アートマネジメントフォーラム2006』
     分科会C「いま、教育現場に必要なアートとは?
             -アーティスト・イン・スクールのこれまでとこれから-」
    会場:トヨタ自動車株式会社 東京本社

≪お問い合わせ先≫
子どもとアーティストの出会い
井手上 春香 Haruka Idegami

〒604-8222 京都市中京区四条通室町西入ル上ル観音堂町466みやこ3F
TEL:090-6731-8598/075-231-8607
FAX:075-231-8607
e-mail:idegami@arts-staff.net
by kodomodeai-k | 2005-05-08 20:46 | 団体概要